手づくりを楽しむ毎日

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「小さいおうち」

中島京子さんの「小さいおうち」。
直木賞受賞だからというわけではなく、単に表紙が気に入ったから(笑)購入しました。
子どものころから大好きだった絵本「ちいさいおうち」に表紙・タイトルが似てるなぁと思ったのですが、「ちいさいおうち」もちゃんとストーリーにからんできました。(ちょっとだけだけど)

戦前から戦中にかけて「小さいおうち」に仕えたお手伝いさんが、年をとってからそのころを回想する手記というかたちをとっているのですが、手記部分は“好きな人は好きだろうけど、そうでない人は退屈かも?”という感じ。私は好きなので楽しみながら読みました。

なにせお手伝いさん目線なので、登場人物の人間関係や心理は全て憶測です。
それを自分であれこれ推理しながら読むのが楽しいのですが、最後の最後に「…えっ?」という展開が待ってます。(詳しく書きたいけど、ねたばれになるので書けない~)

正直なところ「なぜこの本が直木賞?」と思いながら読んでいたのですが、最終章部分で深く納得しました。
とてもおもしろかったです。
丹念にはられた伏線を確認するために、思わずもう一度読み返してしまいました。

でも夫はこの本はダメかも~???
「終わったら貸してね」と言われたのですが、迷い中です。
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「永遠の0」

私と夫の共通の趣味は読書なので、気に入った本があると貸し借りしています。
最近夫から「これおもしろかったよ」と手渡されたのが、右の『モンスター』。
そのときに「その作家さんの本、私も持ってるよ」と夫に貸したのが、左の『永遠の0』でした。

『モンスター』は美容業界の内幕が詳しく書かれていてそれなりにおもしろかったのですが、文章やストーリーがあっさりしていて、2日で読み終わってしまいました。
私としては『永遠の0』のほうが100倍好きだったので、夫に「『永遠の0』のほうがおもしろいから、だまされたと思って早く読んで!」としつこく催促してしまいました。(笑)
(夫はあまのじゃくなところがあるので、私がすすめる本をすぐには読んでくれないのです。私は夫のおすすめはすぐに読むのに…)

2ヶ月前に貸した『永遠の0』、夫がようやくこのお盆休みに読んでくれました。
そして「おもしろかった!たしかに100倍おもしろい!」と大興奮。
「少々できすぎかな?とも思うけど、そんなことは気にならないくらいおもしろかったね」と意見が一致しました。
これで、私のすすめる本を素直に読んでくれるようになるかしら…。(笑)

『永遠の0』の主人公は、大学を出て目標を見失い、無為に毎日を過ごしている青年です。
そんな彼がフリーライターの姉と一緒に、特攻隊として命を落とした祖父のことを調べはじめます。
祖父の仲間だった人々から聞く話をつなぎあわせていくことで、祖父の人となりや、思わぬ真実が見えてくる…というストーリーです。

私にもこの主人公と同様、母方に二人の祖父がいます。
祖母が最初に結婚した男性は、生まれた子ども(伯母)の顔も見ないままに戦死しました。
祖母はその後別の男性と結婚し、私の母が生まれました。
いままでは「だんなさんに先立たれて、おばあちゃんは大変だったんだなぁ」としか思ったことがなかったのですが、『永遠の0』を読んでから、自分の娘を一度も抱けないまま戦死した祖父や、特攻隊として19才で戦死した大叔父(祖母の弟)の胸のうちにも思いを馳せるようになりました。

自分とは立場も考え方も全く異なる人の気持ちに、ほんの少しでも寄り添えるような気がするので、これからもたくさんの本を読んでいきたいです。
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